教育図書

「既習の活用」と「日常生活への活用」

算数における活用は，知識・技能と思考力・表現力を関連させながら問題解決を行うことである。そして活用の場は，次の２点に集約される。

(1)既習の知識を活用し，新しい知識等を獲得し，作り出す場
　問題解決のために，根拠を明らかにし，既習の知識を活用して新しいことを考え出したり，簡単にわかりやすく表現したりする。

(2)日常生活において，数学的な考え方や表現を活用する場
　言葉や数，式，図，グラフなどに表されたものが何を主張しているかを算数の知識を用いて理解し，判断する。

　本書では，このように「既習の活用」と「日常生活への活用」の２つをふまえ，各学年４領域の重要な内容について，授業の単元校正，本字の展開，授業実践の事例を解説する。
　―本書「監修の言葉」より要抜粋―