月刊誌 指導と評価

2023年 9月号
  1. 2023年 9月号 vol.69-9 No.826  定価:450円
特集
❶英語教育の現状と課題❷わが校の授業研究・中学校
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特集

❶英語教育の現状と課題/新教育課程実施の成果と課題

信州大学教授  酒井英樹

★学習指導要領の改訂を受けて、大幅に変わった外国語(英語)教育の現状と課題を議論した。「思考力、判断力、表現力等」の指導・評価に問題があること、学年ごとの目標は設定されたが活用や共有は不十分であること、言語活動の理解は進んだが言語活動を通した指導に課題があること、児童・生徒の英語力は着実に向上していること、小学校では指導者体制が多様化していることを述べた。

❶英語教育の現状と課題/令和4年度「英語教育実施状況調査」概要

「指導と評価」編集部  「指導と評価」編集部

★主な項目:①小学校における英語教育担当者の現状、②中高生の英語力、③英語による言語活動の状況、④パフォーマンステストの実施状況、⑤CAN-DOリスト形式による学習到達目標、⑥中高の英語担当教師の英語使用状況、⑦中高の英語担当教師の英語力、⑧ALT等の参画人数、⑨ICT機器の活用状況、⑩小中高の連携状況、⑪生徒の英語力向上に関する分析

❶英語教育の現状と課題/福井県の英語教育の現状と取組

福井県教育委員会  福井県教育委員会

★本県では長年、児童生徒の英語によるコミュニケーションの機会を充実させ、「使える英語力」を育成するために、英語で意見や考えを伝え合う授業を推進してきた。小中高校における英語力向上のための英語教育の実態や取組について紹介する。

❶英語教育の現状と課題/英語教育における小・中連携

さいたま市教育委員会学校教育部指導1課国際教育係  川又秀雄

★さいたま市の英語教育における小・中連携は、「さいたま市小・中一貫『英会話』」時代までさかのぼり、現在の本市独自の英語教育「グローバル・スタデイ」へと受け継がれている。その中で、どのようにカリキュラム接続がされているのかについて、小学校6年生と中学校1年生の単元をモデルとして示す。また、今後の小・中連携への取組についても述べる。

❶英語教育の現状と課題/小学校外国語・外国語活動の評価のあり方-形成的評価と総括的評価の観点から

横浜市立斎藤分小学校長  黒木 健

★評価を単にAかBかCかに見極めなければならないものと捉えていると、指導や支援が十分に行き届かなかったり全体指導や個別支援に追われてしまったりして、時間内に全員を十分見取ることができなかったという事態にもなりかねない。それらを踏まえ、本稿では「話すこと[やり取り]」・「話すこと[発表]」を例に、どう評価を行っていくべきかについて考える。

❶英語教育の現状と課題/東京都中学校英語スピーキングテスト事業について

東京都教育庁グローバル人材育成部国際教育企画課  東京都教育庁グローバル人材育成部国際教育企画課

★東京都教育委員会は、今年度「グローバル人材育成部」を新たに設置した。英語をツールとして使いこなし、世界の中の一員としての自覚や多文化共生の精神を備え、世界を視野に新しい時代を切り拓くグローバル人材の育成を加速していく。中学校英語スピーキングテストは、生徒の到達度を客観的に把握し、指導の改善を図るため、令和4年度より本格実施している。
★テストは4パートからなる。評価基準は国際的な英語力の指標であるCEFRに基づき、6段階としている。
★令和3/4年度の比較では、着実に成果は上がっているが、結果を踏まえ、さらに指導改善や「話す力」の向上に取り組んでいく。

❶英語教育の現状と課題/教研式標準学力検査CRT・NRT「小学校英語」の紹介

応用教育研究所主任  西岡裕彦

➋わが校の授業研究・中学校/「多様性」を大切にした教育の創造

東京学芸大学准教授・前東京学芸大学附属竹早中学校研究主任  小岩 大

★東京学芸大学附属竹早中学校では、多様性に対応する力の育成を目指し、「多様性を理解する」と「多様性を活かす」を枠組みとした授業実践を6年前から全教科で行っている。また昨年度からは、生徒の想いに基づく主体的な活動「Dプロジェクト」を始動させ、「学びの多様性」の実現を目指した実践も行っている。
★こうした実践を通して、多様性の意識を高める生徒や教師の姿、自己の授業を見直し深める教師の姿がみられている。

➋わが校の授業研究・中学校/「課題を適切に捉え、情報を収集し、問題解決に向けて主体的に行動する力」を養う-確かな学力を身に付けた生徒の育成を目指して-

長崎県諫早市立琴海中学校教頭・前大村市立桜が原中学校主幹教諭  川瀬武朋

★長崎県大村市立桜が原中学校では、令和四年度から三か年、大村市教育委員会の研究指定を受け、「新しい評価の在り方に基づいた指導と評価の一体化を通して、確かな学力を身に付けた生徒の育成」を目指して取り組んでいる。
★各教科部会で考えた「確かな学力」をもとに、重点目標「課題を適切に捉え、情報を収集し、問題解決に向けて主体的に行動する力」を目指した取組の内容を紹介する。

➋わが校の授業研究・中学校/チーム学校で創る健康教育-教職員一人一人が力を発揮できることを目指した授業研究を通して-

愛知県尾張旭市立旭中学校教諭  彦田泰輔

★愛知県尾張旭市立旭中学校では、生徒の健康リテラシーを育成するための教育活動を、カリキュラム・マネジメントを行いながら教職員全員で創造している。
★また、生徒に身につけさせたい資質・能力を5つの部会で話し合い、それらを盛り込んだアンケートを可視化ツールおよび生徒のセルフアセスメントツールとして活用している。生徒が自ら意識を高め、健康教育のねらいに迫れる工夫を創出している。

➋わが校の授業研究・中学校/「新たな価値を創造する資質・能力」の育成をめざして-「創造デザイン科」による教科等横断的なSTEAM教育の実践

金沢大学附属中学校主幹教諭  橋本正恵

★Society5.0と表現されるような新たな社会を迎えるにあたり、型にとらわれないアイデアで、新たな仕事を生み出すことができる資質・能力は、ますます重要となる。また、自らの特性や強みを自覚し、それを最大限に伸長、発揮する力も、より大切になるだろう。
★本校では3年前から「創造デザイン科」を新設し、個々の生徒のもつ可能性を最大限に伸ばすことをめざした「個別最適な学び」と「新たな価値を創造する資質・能力」の育成を一体的に充実させる試みを行っている。

連載

巻頭言/国際交流・・・手渡されたハサミ 教育評価総合研究所代表理事
鈴木秀幸
教育の窓(64)知能検査の活用②学力検査とのバッテリー-アンダー・アチーバーの支援に向けて 東北大学教授
宮本友弘
算数科で育てる「思考・判断・表現」する力⑸計算について考える① 明星小学校副校長・前筑波大学附属小学校副校長
夏坂 哲志
読解力の育成(小学校実践編)⑸思考の系統を意識した文学の授業づくり-小学校低学年 筑波大学附属小学校教諭
青山由紀
書くことの指導(小学校実践編)(3)表現方法を培う書くことの授業づくり③-5年生「意見文」の実践- 筑波大学附属小学校教諭
白坂洋一
いま必要な校内研修⑹教員チームの組織力・実践力を高める校内研修・校内研究 早稲田大学教授
河村 茂雄
「叱る」を考える⑹パーソン・センタード・アプローチの立場から 九州産業大学准教授
三國牧子
漢字を教える・学ぶ⑴梯形はなぜ教科書から消えたのか?-常用漢字と教育漢字 東京学芸大学名誉教授
河野義章
「あきらめる」を肯定的にとらえる⑹「あきらめる」プロセスを理解する 十文字学園女子大学准教授
永作 稔
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