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特集
コロナ禍がもたらしたもの-直面した課題と得られた学び-/コロナ禍の学校が生み出した知恵-子どもの学びと暮らしを見つめて-
★コロナ禍の一斉臨時休業は、新型コロナウイルス感染症対策として打ち出され、オンライン教育が代替策として広がった。その後も対面的接触に基づく教育活動は制限され、学校再開後もオンライン教育の活用が進められてきた。感染拡大防止策としてである。あれから6年を経て、現在は新学習指導要領の作成時期にあり、電子教科書の正規化など教育情報化の流れが強まっている。コロナ禍で培われた学校の知恵を振り返り、それらをどう継承するかが問われている。
コロナ禍がもたらしたもの-直面した課題と得られた学び-/オンライン授業の可能性と課題
★本稿では、COVID-19パンデミックを契機に高等教育および初等中等教育に広まったオンライン教育について、その成果と課題を政策・実践の観点から検討した。オンライン教育は対面型との組み合わせにより学習機会の拡大や国際化に資する一方、教育の質保証、学習者間の格差、教員負担の増大といった課題が明らかとなった。今後は教育段階の特性を踏まえ、目的に応じた活用指針と支援体制の整備が求められる。
コロナ禍がもたらしたもの-直面した課題と得られた学び-/コロナ後の学校教育を問い直す-持続可能な教育を支えるビジョン型学校経営-
★コロナ禍で経験した授業のオンライン化や学校行事の精選が学校の働き方改革に十分生かされていない背景には、教育ビジョンと教育活動の乖離がある。本稿では、働き方改革を学校教育の質を支える前提条件と捉え、限られたリソースを最適配分する「ビジョン型経営」の重要性を提起し、持続可能で質の高い学校教育を実現するための道筋を示す。
コロナ禍がもたらしたもの-直面した課題と得られた学び-/コロナ禍の影響からみる発達において重要な要因-直接的な経験と集団での経験-
★コロナ禍において学校現場は大きな変化を余儀なくされた。本稿ではそうした変化の影響から、子どもの発達において重要な要因は何かを検討し、コロナ禍を乗り越えた子どもも含め、これからの子どもの発達へのかかわり方について考えたい。
コロナ禍がもたらしたもの-直面した課題と得られた学び-/コロナ禍を生かす学級経営-失われた「つながり」と「自己決定」の再構築-
★子どもも教師もマスクを着用し、距離をとって過ごした日々。本稿ではコロナ禍の学級経営で失われたものを、自己決定理論の枠組みを用いて検証します。「つながり」が断たれた学級では、関係性、有能性、自律性という3つの基本的心理欲求の充足が阻害されました。その影響を明らかにするとともに、苦しい経験から得られた教訓を、未来を生きる子どもたちを育むこれからの学級経営の確かな指針として提示します。
コロナ禍がもたらしたもの-直面した課題と得られた学び-/家庭の役割の課題とその手だて
★新型コロナウイルスによるパンデミックは、医学的な感染症拡大だけでなく、経済・雇用・人間関係・価値観など社会生活全般に負の影響を与え、家庭システムに大きな変容を迫り、課題を顕在化させ、家庭のあり方や役割を再認識させる契機となった。今後は家庭内での家事役割分担の見直しと、家族間の開かれた対話を通じて、家庭が適応的な二次変化を遂げることが重要である。
コロナ禍がもたらしたもの-直面した課題と得られた学び-/コロナ禍で、カウンセリング界が学んだこと、失ったものと今後の課題
★ここではおもに、カウンセリングとコロナ禍をキーワードにした論文の概要を紹介し、それらをもとに、カウンセリング界がコロナ禍で学んだこと、失ったものと今後の課題を論考する。
連載
| 巻頭言/コロナ・レガシーとしてのオンライン授業 | 東京家政大学教授 平山祐一郎 |
|---|---|
| 次期教育課程における学習評価の改善策はこれだ!(11)理科の学習指導要領を考える-「思考・判断・表現」の指導・評価のためにスタンダード準拠評価に基づいた評価システムの構築を- | 教育評価総合研究所代表理事 鈴木秀幸 |
| カリキュラム・マネジメント推進における校長のリーダーシップ(11)【座談会】全国の校長と、校長を目指す先生方に伝えたいこと | 甲南女子大学人間科学部教授 村川雅弘 |
| 非認知能力を育てる心理教育-子どもたちの自立的で協働的な学びを支える-(6)心理教育に取り組む教師と学校のあり方-自立的で協働的な学びを支える学校文化の創造- | 元創価大学大学院教職研究科准教授 大関 健道 |
| 続・算数科で育てる「思考・判断・表現」する力 数学的な見方・考え方を引き出す教材(5)正方形の面積について考える | 明星小学校副校長・前筑波大学附属小学校副校長 夏坂哲志 |
| 標準学力検査を指導改善に生かす(3)小学校理科-思考力を育てるための授業改善のポイント- | 筑波大学附属小学校校長 佐々木昭弘 |
| 標準学力検査を指導改善に生かす(3)小学校社会科-教科の本質に迫る「深い学び」を具現化する授業デザイン- | 筑波大学附属小学校教諭 由井薗 健 |
| つなぐ・つながる支援(12)不登校の子どもへの成長支援 | NPO法人元気プログラム作成委員会理事長・東京学芸大学名誉教授 小林 正幸 |
| データで読み解く子どもたちのいま(6)学校生活の質を高めるための校内支援システム-ぷりんP-LinⓇ活用の目的と意義- | 東京成徳大学特任教授・日本学校心理学会理事長 石隈 利紀 |
| 通常学級の特別支援教育(5)インクルーシブ型に向かう学校とは | 神奈川県立保健福祉大学教授 深沢 和彦 |
| 協働的な学びへの道のり(3)「ありのまま」でかかわる協働的な学びへ | 日本大学教授 熊谷圭二郎 |
| 魅力ある学校づくりは”集団づくり”から-Q-U調査の活用と教育カウンセラー育成を中心とした不登校未然防止の実践- | 国立市教育委員会教育指導支援課長 荒西 岳広 |



