第64回 指導と評価大学講座
2022年7月25日(月)・26日(火)・27日(水)
7月25日(月):プログラム | |||
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時間 | テーマ | 内容 | 講師 |
9:30~ 9:40 |
開講式 | 一般社団法人 日本図書文化協会理事長 前 東京成徳大学学長 新井邦二郎 |
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9:45~ 10:55 |
個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実 | 子どもたちを自立的な学習者にまで育てあげる教育方法の原理と実際について、歴史的、心理学的に考える。 | 上智大学教授 奈須 正裕 |
11:15~ 12:25 |
アフターGIGAに期待される学習指導 | 児童生徒が手元の情報端末を自己判断で活用することを前提とした授業づくりについて解説する。 | 東北大学大学院教授 東京学芸大学大学院教授 堀田 龍也 |
13:30~ 14:40 |
教育評価の基礎基本 -新学習指導要領と新指導要録 |
新学習指導要領の目玉「学力の三要素」「主体的・対話的で深い学び」などが「教育」「指導要録」にどう反映するかを説く。 | 一般財団法人応用教育研究所所長 文教大学学園長 石田 恒好 |
15:00~ 16:10 |
観点別学習状況の評価と評価基準をつくるときの基本的な考え方 | 「思考・判断・表現」の観点を中心に、評価基準を作成する方法についての基本的な考え方を説明する。 | 一般社団法人 教育評価総合研究所代表理事 鈴木 秀幸 |
講師紹介
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一般社団法人 日本図書文化協会理事長/前 東京成徳大学学長 新井邦二郎
東京教育大学大学院教育心理学専攻博士課程満期退学。教育学博士。筑波大学名誉教授。 日本教育カウンセラー協会会長、日本スクールカウンセリング推進協議会副理事長。専門は発達心理学。
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上智大学教授 奈須正裕
東京大学大学院教育心理学専攻修了。中央教育審議会教育課程部会委員。実験室から出発し、学校現場や行政の仕事を経て、再び理論的な世界に回帰中。結局のところ、すべては同じ事の異なる現れ?
書籍一覧 -
東北大学大学院教授/東京学芸大学大学院教授 堀田龍也
東京学芸大学教育学部卒、東京工業大学大学院社会理工学研究科修了。博士(工学)。中央教育審議会委員。小学校教員から教育の情報化に転身し、文部科学省の情報化関連会議の座長等を歴任。
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一般財団法人応用教育研究所所長/文教大学学園長 石田恒好
東京教育大学大学院教育心理学専攻博士課程満期退学。通信簿、指導要録を中心に、教育評価全般の研究を続けている。現在、専門用語、訳語の正確化による絶滅危惧種「教育評価」の回復運動を続行。
書籍一覧 -
一般社団法人 教育評価総合研究所代表理事 鈴木秀幸
評価基準の例や、ルーブリックの例を見たことはあるでしょうが、これらを作成する基本原理についての説明は、ほとんどされておりません。これについての説明はわが国で初めてのことと思います。
書籍一覧
7月26日(火):プログラム | |||
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時間 | テーマ | 内容 | 講師 |
9:30~ 10:40 |
道徳教育でどんな力を育てるか | 新しい道徳科の授業ではどんな力を育てるのか。どんな工夫が授業でできるのか。評価の工夫にもふれる。 |
明治大学教授 諸富 祥彦 |
11:00~ 12:10 |
これから求められる言語力とは -読書から考える |
今求められる言語力の育成とは何を意味するのか。読解や読書の指導を中心に、あるべき姿について展望する。 | 東京家政大学教授 平山祐一郎 |
13:30~ 14:40 |
「指導と評価の一体化」のための標準学力検査の活用 | 学力のアセスメントツールとしての標準学力検査の利点と三観点評価にどう活用するかを解説する。 |
東北大学教授 宮本 友弘 |
15:00~ 16:10 |
チーム援助による子どものニーズに応じた特別支援教育 |
特別支援教育におけるチーム援助のポイントについて、子どものニーズの把握に焦点をあてて解説する。 | 東京成徳大学教授 田村 節子 |
講師紹介
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明治大学教授 諸富祥彦
「教師を支える会」代表として20年にわたり、悩む教師のカウンセリングを行っている。子どもに真に生きる力が育つような学校教育の在り方を長期的展望に立って考えている。
書籍一覧 -
東京家政大学教授 平山祐一郎
筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了。博士(心理学)。作文・読書・知能・学習指導の心理学を研究。新聞10紙の書評欄を読むことが趣味。そのため毎週土日の朝に近所のコンビニに出現中。
書籍一覧 -
東北大学教授 宮本友弘
東北大学大学院教育情報学教育部修了。博士(教育情報学)。子どもの学力の発達と規定要因について研究しています。また、東北大学入試センターで入学者選抜の研究と実務に取り組んでいます。
書籍一覧 -
東京成徳大学教授 田村節子
筑波大学大学院教育研究科修了。博士(心理学)。公認心理師、学校心理士、上級教育カウンセラー、臨床心理士。専門は学校心理学。著書「石隈・田村式援助シートによるチーム援助入門」など。
書籍一覧
7月27日(水):プログラム | |||
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時間 | テーマ | 内容 | 講師 |
9:30~ 10:40 |
安定度と活性度とを両立させた学級集団づくり | 学級集団は知識伝達の場から、学習者の学び合いの場へとシフトする。その意味と集団の構造を解説する。 | 早稲田大学教授 河村 茂雄 |
11:00~ 12:10 |
生徒指導上の諸課題と学校指導体制 | 研究から得られた知見をもとに児童生徒に対する生徒指導上の要点と指導体制づくりの要点の双方を解説する。 | 国立教育政策研究所総括研究官 宮古 紀宏 |
13:30~ 14:40 |
「主体的に学習に取り組む態度」の評価と育て方 | 「主体的に学習に取り組む態度」を評価し育てる方法について、自ら学意欲のプロセスモデルに沿って解説する。 | 筑波大学名誉教授 櫻井 茂男 |
14:40~ 15:00 |
閉講式 | 一般財団法人 応用教育研究所所長 文教大学学園長 石田 恒好 |
講師紹介
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早稲田大学教授 河村茂雄
筑波大学大学院教育研究科修了。博士(心理学)。教員、岩手大学助教授、都留文科大学大学院教授を経て現職。日本学級経営心理学会理事長。日本教育カウンセリング学会理事長。日本教育心理学会理事。
書籍一覧 -
国立教育政策研究所総括研究官 宮古紀宏
早稲田大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。日米の生徒指導政策について研究している。日本生徒指導学会事務局長。アメリカ教育学会事務局長。
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筑波大学名誉教授 櫻井茂男
筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了(教育学博士)。子どもの学習意欲、とくに自ら学ぶ意欲の研究を行ってきました。共感や利他的行動といった思いやりに関する研究にも興味があります。1日に1回は外出、がモットー。
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