【2025夏完成予定】応用行動分析学で、子どもの行動が変わる! クラスが変わる!
掃除の時間になるとほうきで遊びだす子がいます。
算数の授業になると教室を立ち歩いたり、外へ出ていってしまう子がいます。
「あの子は集中力がないから…」「あの子は発達に課題があるから…」とつぶやく前に、
その行動、なぜ起きているのか、どうしたら変えられるのか、考えてみませんか。
本書は、応用行動分析学(ABA)という、特別支援教育を中心に培われてきた実践知を
通常学級に応用した学級経営の入門書です。
子どもの「行動」に着目し、叱るのではなく、望ましい行動を「増やす仕組み」をつくります。
その考え方と技術が、日々の小さな「困った」を、子どもたちの「育ち」に変えていきます。
目次
第1章 学級経営に活かす「行動の原則」[原則1]「変えられるところ」を探す
[原則2] 「心」より「行動」をみる
[原則3] 「懲罰」には副作用がある
[原則4] 行動は「減らす」よりも「増やす」
[原則5] 「嬉しい」で増やす
[原則6] 「直後」にほめる
[原則7] 「よい行動」を引きだす
[原則8] 行動の「前」と「後」をみる
[原則9] 飽きれば効かない
[原則10] 集団の力を使う
[原則11] 補助とルールは過不足なく
第2章 いざ、実践
「学級目標」は使って使って使い倒す
「静」から学級をつくる
「時間」が学級を強くする
「シンプルなルール」が学びを高める
「公平」な給食をデザインする
頻発する「そうじトラブル」を防ぐ
廊下は「歩いたほうがトク」をする
「あいさつ」は楽しんだもの勝ち
「まえ、ならえ!」では動かない?
「活躍」すればトラブルは減る
【応用編】自治的なクラスへ
第3章 学級経営の悩み相談所
失敗事例1 ポイント制度が逆効果? 「投げやり」になりました
失敗事例2 「ほめる指導」で友情を壊しました
失敗事例3 「全員」ルールがトラブルになりました
失敗事例4 ほめたのに、もっと泣くようになりました
失敗事例5 「叱る指導」が問題行動を増やしました
失敗事例6 目標を掲げても、行動は変わりませんでした
学級経営相談所1 個別指導か集団指導か
学級経営相談所2 楽しい気持ちが仲直りに?
学級経営相談所3 なんとほめればいいですか?
学級経営相談所4 こんなに幸せでいいですか?
第4章 困難なケースへの個別対応
集団指導と個別対応